中古レコード、CDの買取や販売について、また日々の経営について、考えたこと、伝えたいこと、などいろいろ書いていきます。月に1~2回、更新していく予定です。
市場調査は自分でできる!
更 新:2026-08-31
テーマ:中古店の開業マニュアル
<目次>
❶店を開業する前に。市場調査をやろう!
❷市場調査をしない開業計画は、絵に描いた餅にすぎない。
❸市場調査事例1
❹市場調査事例2
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■市場調査をやろう!
店をやって失敗する原因の一つに、市場調査をやらずに開業してしまった、ということがあげられる。何事もそうだが、まずは調査しそれに基づき計画をたてる。それで8割が決まる。ところがだ、ちゃんとした調査をする人はほんの一握り。だいたいの人は、なんとなく、お巡りさんみたいにぐるぐる回ってみるだけ。それが調査だと思っている。結局肝心なことはわからずじまい。ぶっつけ本番の出たとこ勝負。あれあれっ、こんなはずじゃあなかったと、嘆くも後の祭りというもの。調査なしの開業は博打と同じ。調査は必修科目と思ってほしい。
さらにもう一つ。自営業をやりたくても、なかなか踏み切れずにいる多くのサラリーマンがいるという現実があるようだ。こういう人たちにも、調査はお勧めしたい。調査して、いけそうだったら独立開業も悪くない。嫌いなサラリーマンで悶々とするぐらいなら、思い切ってやったらいいと思う。
自営を躊躇する理由の一つに、収入がいくらになるかわからない、ということがある。確かに、これでは怖くてできない。だが、調査をちゃんとやればいくら稼げるかだいたいわかる。この場所でこういうやり方で開業すると最低500万はかせげるとか、おおよそのことはわかるのである。だが、具体的にどうやって収入を予測をするのか。ほとんどの人は知らないだろう。知らないから踏み切れない。実に勿体ないことだと思う。
市場調査と言うと、多くの人は大企業がやるものだと思っている。自分には関係ないと。そこが大きな勘違い。事業を成功に導くのに、大企業も個人もない。
実は、調査は意外に簡単である。誰でもできる。あちこちの店に行って、情報を集めるだけ。ただし時間はちょっとかかる。まあ、普通は2~3か月ぐらいか。AI調査も必要だが、それだけではダメ。自分の脚で集めた生きた情報が絶対に必要だ。自営人生は、情報収集から始まる。今回は私の経験をもとに、そのやり方について述べていきたいと思う。
■ラーメン屋の調査をしてみる。
例えば、ラーメン屋を例に挙げよう。ラーメン屋は繁盛すればもうけは大きい。だが、競争に敗れ、多くの店が3年持たずにやめていくのもラーメン屋だ。成功か失敗か。すべては事前調査(とその後の計画)にかかっている。
やめる店は、90%以上の確率でちゃんと調査をやっていない。逆に、調査をしっかりやった店はめったにやめない。どういう店をどの場所に作ったら、何人のお客さんが来店し、年間売り上げはいくらになるか。調査をもとにしっかり計画。開業前から算段ができている。
具体的に言おう。たとえば、あなたがある場所で店をやろうと思ったとする。そこにはライバルとなるラーメン屋が3店舗(A、B、C)あったとしよう。さっそく、各店の売り上げを調査し、それを参考に自分がやろうとする店の計画をたてるのである。これでほぼリスクなく営業できる。A店が800万、B店が400万だったのなら、AとBの中間の600万の店を創ればいいのである。ライバルの売り上げ調査をすることで、そういうコントロールが自由にできるのだ。
■ラーメン屋の一日のお客の人数の数え方。
では、人数はどうやって数えたらよいか。まさか朝から晩までずっと店にいて数えるわけにもいくまい。そこで概略的な数え方を説明しよう。(※専門的なことなので興味のない方は飛ばしてください)
飲食店は時間帯によって混んでいる時間帯とすいている時間帯の落差が大きい。当然ながら、すべての時間帯について、チェックする必要がる。例えば、11時台15人、12時台30人・・ってわかれば、一日合計何人の来客があり、売り上げがいくらなのかを出すことができる。
例えば、ある日の午前11時台に行ってみたら店内に8人のお客がいたとする。ラーメン屋のお客の滞在時間は15分から20分。回転率でいうと、15分なら一時間当たり4回転、20分だと3回転ということになる。(※繁盛店は4回転に近づけようと努力している)お客が8人いたということは、4回転なら一時間あたり32人(8X4)。3回転なら24人だ。つまり、一時間当たりの人数は24人から32人の間ということになる。回転は速い店と遅い店があるが、何人か時計で測ればよい。
この計算は一回だけではダメだ。同じ11時台でも、多い日もあれば少ない日もあるからだ。人数は、天気、曜日、季節によって大きく左右される。ムラがあるのである。だからいろいろな日に行ってみて、平均を出す必要がある。同じ時間帯に三回ぐらいは行ったほうがよい。
さて、各時間帯のデーターがそろったら、売り上は出せる。ここから、原材料費、家賃、人件費、水道光熱費などを差し引く。残った金額が所得になる。ざっくりいうと、一人営業のラーメン屋の場合、経費を全部引いたら売り上げの40%ぐらいは残る。
一日50人来る店の所得を計算してみる。一杯1000円だとして、一日の売り上げ5万円。月25日で125万。その40%は50万円。つまり、月の所得は50万残るということだ。年間所得に直すと600万。まずまずというところか。
■古本屋の調査をした私の体験記。
さて、私が30年前に実際にやった、古本屋の調査の経験について書いておきたい。この当時は、調査するなんてことは、どの本にも書いてなかったし、人から聞いたこともなかった。ただ、古本屋をやって本当に生活ができるのかどうか。どうしても知る必要があった。そこで調査することを思い立った。
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■古本屋をやりたいが、ちゃんと生活はできるのか? その疑問から、私の調査は始まった。
私は今の中古レコード店の前身である古本屋を35歳の時に今のこの場所で開業した。私にとって、古本屋は学生時代からやりたかった夢の職業だった。ただ、ビジネスとして考えると、開業資金がいくらかかるか、これで食っていけるかが、皆目見当もつかなかった。これではいくら好きでも誰だって二の足を踏むだろう。
とりあえず私が一番知りたかった情報は、収入のことだ。繁盛店でいくら、営業不振の店ならいくら、普通の店でいくら。この3つの収入情報が知りたかった。AIで調べればいいだろうというかもしれないが、それだけではだめだ。実際の生のデーターが一番いいからだ。
そこで、私は意を決して調査に乗り出した。いくつかの店を調査して、それぞれの店の年収を自分で調査する。本当は、店主に直接教えてもらえるのならそれに越したことはないが、まさか「あなたの年収はいくらですか?」と聞くわけにもいくまい。せいぜい、自分は古本屋をやりたいと思っているのですが、この仕事で生活できますかね」と聞くのがせいぜいだ。すると、「場所がよければ、夫婦二人暮らしていくぐらいなら、じゅうぶんやっていけるよ」程度の抽象的な答えしか返ってこない。多くの人がこの程度の情報で開業したりするから失敗するのだ。
私の求めているのはあくまで数字だ。どういう店なら年収がいくらになるのか。どういう場所で何坪の店を開業した時に、200万なのか、500万なのか。そこをはっきり知るには、自分の脚で調査するしかなかった。私は調査ということを誰かから聞いたわけでも、本で読んだのでもなかった。やむにやまれず必要に駆られ、自分で考えてやったまでだ。だから私のやった調査はすべて我流。でも、今考えてもそんなに間違ってはいなかったと思う。
■私がやった市場調査の実際。
■まとめ
ここで、みんなの誤解を一刀両断にしたい。成功する人というのは、優秀だから成功するのではない。誰だって、事前にきちんと調査と計算をしさえすれば、必ず成功は見えてくる。私は、成功者とはやる前から成功がみえている人のことだと思っている。ただ単に優秀なだけの人はかえって失敗する人が多い。
次回以降の掲載予定!
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■「ネットに悪口書きますよ」と言ってくる、悪い客はこう撃退せよ!
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※以上、順不同。月一回の更新予定。
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