中古レコード店店長の
経営ブログ

中古レコード、CDの買取や販売について、また日々の経営について、考えたこと、伝えたいこと、などいろいろ書いていきます。月に1~2回、更新していく予定です。

金銭感覚は、中古レコード店経営をするうえで最も大切な才能だ。

更 新:2024-09-30
テーマ:中古レコード店の経営

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<目次>
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❶商店経営が成功するかどうかは、金銭感覚で決まる!
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❷金銭感覚とケチは違う。
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■商店経営が成功するかどうかは、金銭感覚で決まる!</span>
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自営業で成功する人とそうじゃない人がいる。勘違いしてる人が多いが、学歴が高いから成功するというものでもなく、口八丁手八丁で話がうまく顔が広いから大丈夫、というものでもない。では自営業の才能とはいったい何なのか。これから自営業をめざそうという人は、自分が本当に向いているのかどうか。それをよく考えたうえでやるべきだろう。
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ズバリ言おう。自営業をやるうえで最も基本になるものは、金銭感覚である。店主の金銭感覚が良ければ、例えば、宣伝をどのくらいやれば、いくらの仕入れがあって、それがいくらの売り上げになるかということが、感覚的にわかるのである。つまり、何かに出費したお金に対し、成果(費用対効果)がどのくらいなのか。しかも短期的~中期的長期的な成果がどうなっていくかが、感覚的にわかるということが、自営業者の最も大切な能力だと思う。
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これらは、損得勘定についての感覚、つまり「金銭感覚」が自営業者にとって最も基本的な能力・才能ということになろう。もちろん、アイデア力とか、接客力など、自営業に必要な能力はいろいろあろう。だが、それらは2次的な能力だ。確かに接客力などは、業種によってはかなり重要だが、中古レコード店のようにそうではない業種もある。だが、金銭感覚はどんな業種であっても必要で、商売をやるうえでの根本的な才能だと思ってほしい。
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例えば優れたスポーツ選手になるには、運動神経がよくなければいけないことは、誰でも知ってる。また、音感がよくなければミュージシャンにはなれないことも、当然だと思われている。それと同じことで、商売には金銭感覚が必要なのだが、世の中の多くの人がそう思ってないようだ。これは大きな問題だ。そのせいで金銭感覚のない人が店を開業しては失敗し、悲劇を繰り返している。そもそもこういうことについて、家庭や学校でも教えてくれないということもあるが・・・。
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■自分の金銭感覚について考える</span>
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ところで、一般人の金銭感覚とプロの経営者のそれはどう違うのか。ふだん自分の金銭感覚についてあまり考えたことのない人は、自分の金銭感覚がどうなのかよくわからないかもしれない。よく混同されるのは、金銭感覚の発達した人=倹約家、つまりケチな人だという間違った認識だ。ハッキリいうが、金銭感覚の発達した人とケチとは、ちょっと違う。似て非なるものと考えてほしい。金銭感覚の発達した人は、必ずしもお金を使わない人ではない。費用対効果を考えて使う人だ。いいと思えば思い切って大金をつぎ込み、それを確実に2倍3倍にして、リターンを得る。それができる人が金銭感覚のいい人であって、単なる倹約家やケチとはまったく違う。これから店をやろうとする人が、自分の金銭感覚がどうなのかを知っておくことは大事なことだ。
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■金銭感覚の、診断テスト</span>
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次のA~Cのケースで、自分の金銭感覚を知ってほしい。
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A:200円で買い取った何枚かの中古レコードを、すべて1000円の売値を付けた。
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①「1枚で800円の利益だから、けっこうな儲けでいいんじゃないか」こういうふうに単純に考える人はズブの素人。幼稚園レベルだが、ちょっと勉強すれば小学生低学年レベルにはすぐになれるかも。しかし、いくら教えても単純にしか考えられないようなら、計算が苦手なのかも。自営業はやめた方がいい。
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➁「200円で買取して1000円で値付けしても、全部売れるわけではない。確かに売れれば1枚800円の利益はあるが、はたして何枚ぐらい売れるだろうか。家賃その他の経費を考えたら、半分ぐらいしか売れなかった場合は店は困ったことになるかもしれない。
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※すべて売れるわけではないということと、家賃その他の経費について計算ができるなら、小学校高学年レベルで、小さな店なら十分やっていけると思う。
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➂ 「でも、1000円で値付けられたものが、全部きれいに売れるとは思えない。したがって、様子を見ながら少しずつ値下げし、最終的に全部きれいに売れればそれでいい。平均売価は700円ぐらいかな?」
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※値下げ後の金額と、いつぐらいまでに売るかというタイミングを頭に入れながら、トータルでの損得勘定ができるのなら、中学生レベルと考えてよく、個人事業ならこれで十分。    
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B:月々5万円の買取のネット広告を出し、買取強化していきたい。






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■金銭感覚とケチは違う</span>
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■金銭感覚のある人は、費用対効果の良し悪しが感覚的に分かる!</span>
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次回以降の掲載予定!</span>
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※以上、順不同。月1~2回の更新です。</span>

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