中古レコード、CDの買取や販売について、また日々の経営について、考えたこと、伝えたいこと、などいろいろ書いていきます。月に1~2回、更新していく予定です。
買取の仕方には、流儀がある! 店のタイプよって異なる、買取の流儀アレコレ。
更 新:2022-10-31
テーマ:買取と販売
店によって買取の仕方のパターン、買取の流儀といえるものがあるが、それはなぜか、買取の流儀と経営のタイプとの関係について解説する!
<目次>
❶なぜ、買取の仕方が店によってみな違うのか?
❷「おたくは、最低いくらから買取しているのか?」と聞く人がいた!
❸店のタイプ別の買取具体例。
❹A、B、C、各店の、買取の流儀をまとめると。
❺A店は、なぜ高いものしか買取しないのか?
❻B店は、なぜ幅広く買取することができるのか?
❼C店は、なぜ均一的な買取なのか?
❽売るには、結局どのタイプの店が一番いいのか?
❾レコードを売る前に店のタイプを見極めよう!
★★★次回以降の掲載予定
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❶なぜ、買取の仕方が店によって皆違うのか?
中古レコード店や古書店の買取が分かりにくい、と思っている人は大勢いると思う。同じものを査定してもらっても、店によって買取の仕方が皆違う。では何故、違いがでるのか?中古品の値段には、相場というものがある。今ではネットで誰でも調べられる時代になり、自分勝手な査定をする店は減ったように思う。
にもかかわらず、やはり店によってかなり違いがあるのは、どういうわけか?。誰でもわかるのは、
店主が力を入れてる専門ジャンルは、当然ながら高くなる。また、気前がいいのか、ケチなのかという、
店主の性格による違いも当然あるだろう。
だが、それだけで決まるわけではない。
買取の仕方は、それぞれの店主が目指すべき経営の在り方が強く反映される。換言すると買取は、店それぞれの基本となるやり方、つまり買取の「流儀」がある、ということだ。
では、どんなタイプの店が、どんな買取の仕方をしているのか?今回は、そのことについて詳しく述べていきたい。
❷「おたくは、最低いくらから買取しているのか?」と聞く人がいた!
「買取の流儀」の説明に入る前に、当店でのある経験について述べておきたい。かなり以前のこと。若い男性から電話があり、
「そちらの店は、最低いくらから買い取りをしていますか?」と聞かれ、返答に詰まったことがあった。「いくらぐらいか?」ということはよく聞かれるが、
「最低いくらから?」
と聞かれたのは初めてだった。ご存じのように、すべてのレコードが値打ちがあるわけではない。ダメなものは論理的には0円だが、「0円からです」と答えるのも変な話だ。
実は、札幌市内だと
「買取の値付けは、300円以上から買取をする」という店は多い。だがこれは、誤解を生む表現だ。
300円以上から値付けするというのは、「最低でも1000円以上で売れるレコードしか買取しませんよ」という意味だ。そういう店は、10円とか100円とか、そういう半端な値段の買取はしない。
買値300円未満の安いレコードは、いらないから持ち帰ってくれ、ということだ。
ところが、電話の男性は「どんなレコードでも、最低300円以上で全部買取りしてくれる」と勘違いしているらしく、さらにそれを上回る金額で買取してくれる店を探して、あちこち電話をかけている様子だった。(こういう行為もどうかと思うが・・)しかしながら、全く売り物にならないレコードの方が多いのが現実。勘違いも甚だしいと思うが、この辺のことは一般の人にはよくわからないだろうから、無理もない。
この電話の人には、誤解を解いてもらうべく有り体に説明することにした。そして最後に「高いレコードしか買わない店もあるが、安いレコードでも安いなりに買取する店もたくさんありますよ」と付け加えた。
実際、大量に持ち込みしても300円以上で買取できるものが1枚もなくて、全部返される恐れが、先のような店ではよくあるからだ。
一通り伝え終えると、電話の向こうから明らかに落胆した様子が、ありありと伝わってきた。
「いくらで買ってくれるのですか?」と聞いてくる人は時々いる。気持ちはわかる。
実は、こういう質問には、適当なことしか言わない店主が多い。重要な企業情報でもあるセンシティブな事柄について、まったく見ず知らずの人に電話で軽々しく答えられるようなことではないからだ。聞くほうが悪い。(対面でならともかく・・)
したがって、店としては適当に答えるしかない。それがこういう誤解に繋がる。答え方としては、例えば、「そうですね~、高いもので5万円ぐらいですかね~」とか、「1枚につき、0円から10万円の間で買取しますよ~」などだ。(いずれの答え方も適当臭いが、けっして嘘ではないところがミソ)本当のことを知りたければ、面倒でも店に行って、査定してもらうしかないだろう。
❸店のタイプ別の、買取具体例。
今回、言いたかったのは、
店には独自の買取の仕方、つまり買取の「流儀」があり、それは店の経営タイプによってそれぞれ異なる、ということだ。具体的に例をあげて説明しよう。
5枚のレコードを、A、B、C、の3店舗にそれぞれ査定してもらったとする。その結果、次のようになった。
例1
A店 ①1000円②300円③0円 ④0円 ⑤0円 合計 1300円
B店 ①800円 ②300円③150円④150円⑤0円 合計 1400円
C店 ①300円 ②50円 ③50円 ④50円 ⑤50円 合計 500円
ものとしては普通で、売れ筋もあればダメなものもある。これで見ると①のレコードをA店が1000円つけているのが目を引く。
A店は、個性も強く、自分の好きなレコードに対しては、思い切った高値を付ける傾向があるということがわかる。ただし、安いものや、自分の専門ジャンル以外のものは、いっさい買取りしないため、0円が多くなっている。そのため、一般的なものを売りにいってもほとんど買ってもらえないことが多い。
逆にB店の場合は、価格的にもジャンル的にも幅広く買取している。したがって値を付けた枚数は一番多く、トータル金額も一番高くなることが多い。(実際にはそう単純ではないが。詳しくは後で述べる)
C店は、明らかにリサイクル系だ。したがって、買取は「均一」または、「山買い」が多い。外見的には本格的なレコード店に見えても、中身はリサイクル的売買をしているところもある。価値のあるものをこういうところに売りに行くと、正当に評価してもらえず、ひどい目に合うから要注意!
では、次のケースだ。
例2
A店①300円②0円 ③0円 ④0円 ⑤0円 合計300円
B店①300円②200円③200円④100円⑤100円 合計900円
C店 50円x5枚 合計250円
ほとんどが普通のレコードばかりで売れ筋がない。このケースではB店が金額に3倍もの差で買取し、A店に大きく水をあけた形である。お客にとっては、持ち込みしたものがきれいにさばけ、言うこと無しだ。逆に、安いものには値付けしない主義のA店では、買取したのはわずか1枚だけで、残りはお客さんが全部持ち帰るハメに・・。お客さんにとっては、売れないわ持ち帰りだわで、ダブルショック。トホホ・・である。
だが、どんな場合でもB店がいいというわけではない。A店が1番いいことも当然ある。次の例でまた比較してみる。
例3
A店①5000円②3000円③500円 ④0円 ⑤0円 合計8500円
B店①3000円②2000円③500円④100円⑤100円 合計5700円
①②はめったに出ない高価なレコードだ。このケースでは、A店が、2枚しか値付けしてないにもかかわらず、B店を抑え、トータルでも高くなっている。つまり、
超マニアックなレコードは、A店はかなり高く買う可能性がある、ということだ。
ただし、店主の好みかどうか、専門ジャンルに合うかどうかという、難しい問題はある。また、超マニア向けのレコードというのは、普通の人が持っていることはあまりないから、いずれにしても初心者が売りに行く場合、事前に話を聞いてからにしたほうがいいだろう。
ここで、注意しなければいけないことがある。
A店のようなアクの強い専門店の場合、普段から付き合いのあるマニアな常連客からは先のような高い価格で買取をしても、レコードをよく知らないような「初心者」「一見さん」から同じ値段で買うとは限らない、ということだ。
この種の店では、常連客と一般客との間の落差は、他のタイプの店よりも大きいと思われる。これは、買取におけるダブルスタンダード。常連客と一般客で、買値が違うということは、多分どこでもあることだろう。そのこと自体はいい。ただ、少ししか違わない店もあれば、ハッキリ違う店もある。常連客を中心に回っているAタイプでは、後者である可能性が高いと思われる。
もちろん、全ての店がそうだと言っているのではない。店主の性格もいろいろだ。公平公正な店も当然ある。
まずは店の評判を調べたうえ、店に出向き、直接店主にご相談されることをおすすめする。これについてはまた後で述べる。
❹A、B、C、各店の、買取の流儀をまとめると。
店のタイプによって、買取の流儀に違いがある、ということがおわかりいただけただろうか?
A店はマニアックな専門店で、安い一般的なレコードには見向きもしないが、専門ジャンルの高価なレア盤、特に店主好みの盤は他店より高く買ってくれる可能性がある。
個性が強く、名店と言われる店もまた多い。お客さんにとっては、敷居の高さが難点。
B店は、オールジャンルで、お客さん本位でより多くのレコードに値を付け、
幅広い買取を心掛けている。
買取金額はトータル的には、一番高くなることが多い。お客さんにとっては、売りやすく買いやすい。返品も少なく、その面でも好評だ。
C店は、リサイクル型(ちょっと見ただけでは、リサイクル型かどうか判別できない場合もある)であり、店主は、レコードの相場を知らないため、一律10円とか、50円とかで買い取るか、あるいは、無料で引き取る場合もある。
通常は、Cタイプの店に売りに行くことはおすすめしないが、他店でどうにもならないものを処分したい場合には、引き取ってもらえる可能性があり、便利だ。
以上3タイプの店について、大まかに記述した。次は、各タイプの店がなぜそういう買取になったのか、それぞれの店の立場を代弁した形で、さらにつっこんで記述してみたい。
❺A店は、なぜ高いものしか買取しないのか?
A店は自分の得意なジャンルを中心に営業している、ガチガチの専門店である。高いもの、自分が好きなものしか、興味はない。自分の専門ジャンルからハズレたものや、あまり趣味に合わないものは、たとえ他店での評価は高くても、安めにして店の隅に置くこともある。
ただし、
本当に価値のない雑多なレコードの類は、いっさい置きたくないし、そもそもそういうものを置く意味がわからないし、ばかばかしい。安いレコードを目当てに来るお客さんも好きではない。ただし、安いものでも50枚、100枚と
「まとめ買い」してくれるというなら話は別だが。
こういう店のほとんどの店主は、自身が相当なレコードマニアである。当然ながら、自分がほれ込んだもの、高価なものを店頭に1枚でも多く並べたい。できるだけ店内の全商品をそういうもので一杯にしたい、と思う。それが名店ということだし、店主としての誉である。
店は自分の趣味の延長であり、趣味と実益を兼ねてのレコード店経営である。自分の理想をより深く、追求したい。自分がほしいと思うレアなものを見ると、多少高くても(商売を度返ししても)ゲットしたいと考える。
逆に、自分がつまらないと思うものは置きたくないし、わざわざお金を出して買う道理もない。持ち込みのお客さんには気の毒ではあるが、
ダメなものは持ち帰ってもらうしかないだろう・・・(不用品を引き取って処分するなど、費用も手間もがかかるので、到底できない)
以上が、Aタイプの店の考えである。こういう店は、業界としても貴重な存在だと思うが、売り買いしたいお客さんに対する配慮も必要だろうと思う。
❻B店は、なぜ幅広く買取することができるのか?
B店の考えは、A店とは真逆だ。B店はオールジャンルで買取。自分の好みをお客さんに押し付けることはしない。店主は、そこそこの音楽ファンではあっても、マニアというわけでもなく、趣味と仕事は、分けて考えている。(※昔から、商人の世界では、自分の趣味を商売にしてはいけない、と言われている。つまり、仕事に私情がからむと、うまくいかない、ということ。)
B店がまず第一に考えることは、お客さんのニーズである。つまり、お客様中心主義(今風に言うと、お客様ファースト)なのである。高くていいものを探し求めるお客さんがいる一方で、安いものを求めるお客さんもいる。その両者のお客さんに対し、適正、平等に対応していくことを営業の柱にしている。換言すれば、オールジャンル、全方位型の店であり、売り買いは最も無駄がなく合理的だ。
当店の経験では、1000円のレコード1枚売るより、500円のレコード2枚売る方が速く、200円のレコード5枚売るのはさらに早い。高いものを苦労して売るよりも、安いものをたくさん売るほうが売り上げがいいから、安いからといってバカにならない。
A店のように、自分の好きなもの、高価なものだけで営業したいというのは、理想としてわからないわけではない。だが、経営的には無駄が多く大変である。マニアだけを相手にした商売に徹することで一般客を排除するのは、やはり損なのだ。
それだったら客層の幅を広げ、売り上げ増を狙う方がはるかにいい、というのがB店の考えだ。
ただし、オールジャンルの営業は勉強が大変であり、それぞれのジャンルをしっかりと確立するまで、何年もかかるという難点がある。
(※Bタイプの店には、繁盛店が多い。東京の有名店「ディスクユニオン」は、Bタイプの代表であるが、あまりの繁盛ぶりで、チェーン店になってしまった。)
❼C店は、なぜ均一的な買い方なのか?
A店とB店は、本格レコード店として営業しており、買取の形は違えども、相場に準拠した買取をしている。だがC店はどうか?
C店はリサイクル型だ。当然店主は、相場のことは全くわからない。ジャズとロックはいいが、クラシックや歌謡曲はダメだ、ぐらいの知識しかない。最近は、ネットで価格を調べながら値付けするところもあるが、それでも限界はあるようだ。
リサイクル型店舗の経営上のメリットは、商品管理が楽だからである。買取は、大雑把に均一でやるから時間はかからない。売る時も、例えばロックのLPなら、とりあえず2000円均一で売り出し、一定の期間を置いて売れ残ったら1000円~1500円に値を下げればよい。音楽の勉強も必要ない。
さらに言えば、傷のチェックも大雑把(まったくしない店もある)ラベルも簡単でよい。手間は本格的なレコード店の10分の1~5分の1ぐらいしかかからない。(ただし、ネット売りが中心となった現代は、やや事情が違ってきているが)
これは誰でもできるやり方だ。本格的なレコード店を目指す人も、自信がなければ最初は楽なリサイクル型から入り、勉強しながら徐々にレベルを上げて本格型に移行していくことをおすすめする。(※ただし、本格レコード店として認知されるには、最低でも5年はかかるだろうが)
お客さんにとってもリサイクル型は買いやすいし、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれない、という魅力もある。レコード関係者は、こういう店をバカにしがちだが、これはこれで存在する意義はあるのである。
❽売るには、結局どのタイプの店が一番いいのか?
いろいろ述べたが、
一般の人が初めてレコードを売りに行く場合には、Bタイプが最もわかりやすく親切で、トータル的にも高くなり、持ち帰りも少なくなることから、一番いいかもしれない。だがレコードをよく知るお客さんにとっては、A店やC店という選択肢だって当然ある。
私は以前ブログで、特にマニアなお客さんの場合は、
普段お世話になっている店を優先的に売るに行く、または最初に相談しに行くのが正解だ、と述べた。また、特に親しい店がなくとも、地元の店を優先すること、も大事な心掛けだ、とも述べた。
北海道の場合、札幌の店で十分事足りるのに、わざわざ本州の店を選んでおいて平気な顔をしている人もいるのは、あきれてしまう。地元で育ち、世話になった人間が、地元に還元していこうと考えるのは、心ある人間ならば当たり前のことだと思うが、どうだろう?
頭も心もデジテルに侵されているような現代人は、こういう「当たり前」や「常識」の感覚が分からなくなっているのかもしれない。少なくとも私個人は、そのような心無い人達とは付き合いたいとは思わない。
いつも言うが、取引というのは、あくまで人間同士のやることだ。自分のことだけでなく、相手の存在もあるのである。(※中古レコードを高く売りたい人のための、マナー講座、参照。 22,1,26)高いだの安いだのと、小さなことににこだわり、大切なことを忘れるようでは、人間として疑問符が付くというものだ。
話が逸れた。元にもどす。
中古レコード店といっても様々なタイプの店があり、それぞれ買取の「流儀」がある、と述べてきた。売りたい人は、それに合わせてベストの選択をすることが大切だ。
まず、これからレコードの世界を、より深く極めていきたいという人の場合は、思い切ってAタイプの専門店に行くことをすすめたい。確かに店主は、とっつきにくく恐そうだが、そのジャンルにおいては誰よりも詳しいエキスパートである。いろいろと親切に教えてもくれるだろう。
その店に弟子入りする気持ちで、売り買いをしながら付き合いを深めていくのもいいと思う。それによって得られるものは計り知れない。この場合、高い安いの問題ではないということは言うまでもない。
逆に、レコードには全く興味がない人が、
身内のレコードを処分したいと考えているのであれば、オールジャンルで幅広く値段をつけてくれるBタイプの店が、やはり便利だし間違いはない。売りたいものが並みのレコードばかりだった場合、気難しいAタイプの店の場合は、あまりいい顔をしないと思うし、やめておいたほうが無難だ。
ところで、ここで問題になるのは、どの店がどのタイプなのか?ということだ。ちょっと見ただけではわからない。
初心者はどうやって店のタイプを見分けたらいいのだろうか?
❾レコードを売る前に、店のタイプを見極めよう!
普段からレコード店周りをしているベテランは問題はない。ただ、一般の人はなかなかわからないだろう。では、どうしたらよいか?
まず最初に、ホームページを確認する。ホームページがしっかりしてないところは、買取も意欲的ではなく、経営もしっかりしていないと考えるべきだ。当然ながら、こういう店はやめておいたほうが無難である。
中には、資金難で大量だと買えないという情けない店も存在する。一人でやっているような小規模店舗に多い。ちなみに当店は、現金即日払いを原則としている。(創業以来、この方針を厳守)お金がないから後払い、などということはいっさいない。
レコード店の中には、支払いの悪いブラックな店もあるので、気を付けないと大変なことになる。「現金即日払い」かどうかは、最重要事項としてまず最初にしっかりと確認すべきだ。(※ブラック店舗の存在については、またの機会にやりたい)
そのうえで
専門ジャンルをしっかり確認する。ジャンルが合っているかどうかも重要だ。売りたいものが複数のジャンルにまたがっているなら、迷わずオールジャンル店に売りに行くほうがいい。
最後に、電話で詳しい説明を聞いたり、実際の店を見て確認する。実はホームページだけでは、詳しいことはあまりわからない。一見すると、どれもみな同じようなことしか書いてないように思えるからだ。したがって、特に大量※の場合は、電話をかけたり、実際に店を見たりして判断する必要がある。
(※
大量とは、ダンボール6箱分、LP300枚以上のことを指すと考えるべきだ。100枚~200枚程度は普通の量。ダンボール1箱(LP50枚)以下は少量だ。お客さんから、大量だから来てくれ!などと電話がくることも多いが、よく聞いてみると20~30枚ということが多くて、嫌になってしまう。)
押さえておかなければいけないのは、高いものしか取らない店なのか、幅広く買取してくれるのかの判断である。同じオールジャンルの店といっても、実際にはいろいろだ。その辺は、しっかり確認してから売りにいこう。
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※以上、順不同、月1~2回の更新予定.
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